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LUXMAN D-08u レビュー

D-08u-1

LUXMANから発売された、SACDプレイヤー『D-08u』を購入したので、
そのファーストインプレションを書きたいと思います。

これまで使用していた、LUXMANのDAコンバーター『DA-06』は、
同社のSACDプレイヤー『D-06』からCDトランスポーターを排した機種でした。

そして今回購入した『D-08u』は、『D-06』の上位機種である『D-08』の後継機で、
デジタル入力を強化し、新たにDAコンバーターとしての役割も持たせた同社のフラグシップモデルとなります。


D-08u-3

躊躇なく物量を投下している製品なだけあり、
サイズ:幅440×高さ154×奥行き413[mm]、重量:22.5[kg]と、
単体CDプレイヤーとしては重量級の部類に入ります。

値段に関しては前モデルから15万ほどアップ。
機能追加だけでは説明できないレベルの値上げ幅となっており、
原価高騰の影響も受けていることが予想されます。

また、現行フラグシップライン(D-08u、C-900u、M-900u)の値引き率は、同社の他製品と比べて渋くなっています。
その為、実売価格はけっこう高め。
発売したばかりというのもあるでしょうが、
現状エソテリックのプレイヤーと似たり寄ったりな値引き率というか、値引きルールが適用されていました。


D-08u-4

ディスクドライブメカはLUXMANオリジナル。
静粛性と振動性に優れており、本当に中でディスクが回っているのかと思うほど静かです。

同封の注意書きによると、LUXMANのドライブメカも読み取り時にディスクをクランプで固定するらしく、
ディスク表面に印刷可能なプリンタブルCD-Rや、ラベルをはがした跡の糊が残っているようなCDは、
読み込ませないよう記載がされていました。
クランプでディスクを固定して回すのってエソテリックのVRDSの専売特許とばかり思っていましたが、
最近はそうではなくなりつつあるようですね。
TADやDENONのディスクドライブなんかもクランプで固定する構造を取っているみたいですし。


DACチップはTI社(バーブラウン社)のPCM1792Aをデュアルモノ構成で使用。
ちなみにLUXMANのD/Aコンバーターは、低価格帯からフラグシップまで全てこのDACチップを搭載してます。

プレイヤーの音の方向性を決めるひとつの指標であるDACチップが全機種共通かつ、
D-06uとは構成まで一緒(2基搭載)の為、機器のランクによって音に明確な違いが出て来るもなのか、
最初は疑問でしたが、いざ聴いてみると全然違うものですね。
メーカーの人に聞いた話だと、D/Aコンバーターを出てプリアンプに信号を渡すまでのアナログ回路のクオリティが、
D-06uとD-08uとでは段違いで、そこが出てくる音にも影響しているだとか。


さて、肝心要の音質についてですが、
形無いものをいざ文章で説明しようとすると、なかなか難しいものです。
よくオーディオ雑誌のレビューを見ていて、「音の粒立ちが~」とか
「広大なサウンドステージが~」という表現が出てくる度、理解に苦しむのですが、
そう表現をしたくなる気持ちが何となくわかりました。


【音質】
音質は暖色系で、音にウォーム感というか色艶が乗ります。
ラックストーンなどと言われる所以はここら辺にあるんでしょうね。

また、バーブラウンのDACチップは音が前に出てくる、旭化成のDACチップは音が広がるなんて言われてすが、
他社製品に比べ本当に音が前に出来ます。
特にボーカルに対して顕著で、そこにラックストーンが乗るため女性ボーカルものの曲を魅力的に鳴らしてくれます。
楽器だと、ヴァイオリンを始めとした弦楽器や、笛などの余韻を残すタイプが得意です。

反面、同価格帯のプレイヤーと比較して、音のキメ細かさは及第点、
解像感と分離感は平均をやや下回るといった印象を抱きます。
その為、大編成のオーケストラなんかが不得意分野で、音源の録音が悪いと途端に音が団子になります。
ピアノや金管などシャープさが欲しくなるような楽器、また電子音なんかも鳴らすのが苦手だと感じました。

総じて、ゆったりとリラックスして聴かせる方向性を目指しているように思いました。
長時間聴いてても、聴き疲れを起こさせない、そういった配慮を感じさせてくれる音作りです。
得意・不得意が明確に出ますが、音楽との方向性がピッタリと一致した際に出る音には息を呑みます。

余談ですが、キレやスピード感に定評のあるケーブルを入れてあげるとある程度弱点をカバーできると思います。
以前にNordostのTYR2をラックスマンのシステムで視聴した際、
音が締まって分離感がかなり改善された印象を受けました。
ですが、同時にラックストーンが薄まるというデメリットもあります。


【S/N比】
音数の少ない音源に対しては優秀なS/N感を発揮します。
ただし、情報量の多い音源に対する制動力が弱い為、
音数が多くなってくると煩ささを感じることがあります。


【躍動感】
元気よく跳ねるというよりかは、地に足の着いたしっかりとした音を出すといったイメージ。
滑らかで芳醇な味わいある雰囲気を演出してくれます。


【空間表現】
音場展開の性能は非常に高く、前方と左右に大きく広がります。
時に空間が鳴っているかと錯覚するほど。
音が前に出てくる性格上、後方への展開はやや控え目。


【CDとUSB再生による音質の違い】
CDからの直接読み込みによる再生と、
CDからリッピングデータをfoobar2000で再生した音を聴き比べてみたところ、
CDから再生した音の方が好印象でした。
ジッター除去とアップサンプリングによる効果か、力感とS/N感が若干ながら向上していると感じました。


【補足】
多少辛口なことも書きましたが、あくまでエソテリックやTADの同価格帯のプレイヤーと並べた際の所感であって、
当然並みの機器ならば軽く凌ぐポテンシャルを持っています。

また、あくまでも自分の環境下で聴いた際の評価なので、
機器の組み合わせやセッティング次第で如何様にも音は変わってくるはずです。
まあ、ここら辺は鳴らし手の腕の見せ所でもありますよね。



【おまけ】
M-900u-2

画像はM-900uの底板を外した状態。
ACインレットのピンが折れるとの報告があったようで、
今回のD-08u納品時に念のため対策品に交換することとなりました。


M-900u-1

初めて中を覗いたのですが、ちょっと見ただけでも各所に工夫が凝らされいるのがわかり面白いです。
基板を留めるネジなんかは、よく目にするステンレスネジとは色合いが異なり銅色をしています。
聞いたところ、ここで使われているネジは磁力を帯びないような具材を使用しているとか。
また、ヒューズの向き一つ取っても音が変わるらしく、
検証の結果、一番良かった方向で実装をしているそうです。



【使用機材】
スピーカー : B&W 805D Limited Edition
SACDプレイヤー : LUXMAN D-08u
プリアンプ: LUXMAN : C-900u
パワーアンプ : LUXMAN M-900u

SPケーブル : AudioQuest Rocket44
XLRケーブル : WireWorld Silver Eclipse 6 ×2
電源ケーブル1 : 奥津電工 AirCable Alchemy ×2
電源ケーブル2 : LUXMAN JPA-15000 ×2
電源ボックス : クリプトン PB-222
壁コンセント : JODELICA THE SOUND SOURCE

テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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No title

ラックスマンフラッグシップ三兄弟揃いましたね。
試聴会では115万円トリオなんて言っていましたが。

しかしオーディオの音を理解する。そしてそれを表現するとなると非常にテクニックが必要になりますよね。ここは先生の評論を読む実際に聴いてみるを繰り返すくらいしか方法はないんじゃないかなと思います。

少し気になるのがパワーアンプの熱でプレイヤーが劣化しないかですね。
内では結局パワーアンプだけスピーカーの間に置いて他は手元に置く定番の形をとりました。
パワーアンプをクアドラの一番上に乗せてしまうと三段でも結構ぐらつくので。
CDの入れ替えストレスも少なくなって良い感じです。

長々と駄文失礼しました。よいオーディオライフを。

>みかささん

狙ってやってるのだと思いますが
今回は価格の足並みが見事に揃っているのですよね。

もうちょっと経験を積めばスラスラとレビューを書けるようになるのでしょうが、
何分新境地なもので、ああでもないこうでもないと文章の推敲をしながら、
2日程かけて今回の記事を書き上げました。
視聴会への参加や、ステサンを購読し始めてかれこれ1年半が経つんですけどね…
実際に機器のレビューを読むと書くとでは勝手が違って、
今年に入って書いた記事の中では1番の難産となりました。

セッティングについては置き場が確保できないため現状の措置を取ってます。
取説にもパワーアンプの上側は30cm以上は空けるよう書いてありますし、
実際ラックも熱くなるので可能ならばどうにかしたいところではあるのですけれど。
とりあえずの対策として、冷房と扇風機による強制空冷で何とか誤魔化している感じです。
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    ・フラッシュ
    SONY HVL-F60M
    オーディオ機器
    ・スピーカー
    B&W 805SD Lim

    ・アンプ
    LUXMAN M-900u
    LUXMAN C-900u

    ・プレイヤー
    LUXMAN D-08u
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